大人<子供

「オトナイジョウ コドモミマン」と読みます。

全日本音楽教育研究大会が岩手県盛岡市で開催されたとき、委嘱曲として作りました。

ぼくの書く歌詞は「小学生には難しいんじゃない?」って言われることがあります。

でも、子どもたちは、ぼくのつくった歌を好きになって、心で歌ってくれる。

それは事実なんです。歌詞の解釈なんて、ぼくは要らないと思っています。

それぞれが、その言葉をどう感じて、どうとらえるか、一緒じゃなくたっていい。

…そう思って作った3曲です。(2曲目はまだUPしていません)

Hear The Wind!

同声二部合唱。大会では、城南小学校合唱クラブのみなさんに歌っていただきました。

組み立てたパズルを壊されたような 苦い出来事を

いつまで  僕はひきずっているのだろう 明日はそこにあるのに

 

誰のせいでもない それは分かってる だけど 悔しくて

胸に抱えた やりきれない想いに つぶれそうになる

 

  裸足のままで歩いてみたら 大地(つち)の温もり感じられるのに

  靴を履くのに 慣れてしまった僕たちは

  小さなガラスの欠片 怖がってる

 

 風の声を聴いて 鳥たちは 雲の隙間を まっすぐに駈けてゆく

 風の中で いつも僕たちは 日々の隙間に居場所探してる

  誰だって・・・

 

 

過ぎてゆく季節が 早すぎるような 甘い錯覚に

いつまで 僕は惑わされているのだろう 今日はここにあるのに

 

形の無いものや 色の無いものは 信じられなくて

胸に抱えた 他愛のないガラクタを 捨てきれずにいる

 

  素顔のままで歩いてみたら 本当の気持ち伝えられるのに

  繕うことに 慣れてしまった僕たちは

  小さな言葉の欠片 怖がってる

 

 風の声を聴いて 鳥たちは 空の向こうへ 一斉に旅に出る

 風の中で いつも僕たちは 夢に向かって走り出す時節(とき)を

  待っている・・・

※「Hear The Wind!」は、河原木自身が作詞・作曲し、演奏しているものです。

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Half Moon Night

混声四部合唱。大会では黒石野中有志合唱団に歌っていただきました。

君のいない夜は 何もかもが見えない 星はこんなに輝いてるのに

欠けた月の陰を 見つめている僕に 気付いてるなら姿見せて

 

 あのとき君はふと呟いた

 「私の心はお月様みたい 独りきりでいると欠けてしまう

  だから どんなときでも 側にいてね」って

 

  君がくれた ひとつの約束を 守り続けるのは 苦しくて

  窓に映る 四角い星空に 君の名前を呼ぶ Half Moon Night

 

 小さな星の ひとつひとつに この地球(ほし)と同じドラマがあるって

 それが本当なら 僕たちだって きっと ほかの星たちに 見守られている

 

  昔聴いた おとぎ話のように 月に還っていった 君のこと

  どんなときも 忘れないでいよう 世界の終わりまで Half Moon Night

 

  二度とこない 円い月の夜を 待ち続けて 僕はここにいる

  たとえ 闇が全てを包んでも 想いは消えないよ Half Moon Night

 

    君のいない夜は Half Moon Night…

Over The Rainbow

混声三部合唱。大会では城南小合唱部・黒石野中有志合唱団の合同演奏でした。

七色に見える虹は ホントはあんな色じゃない

雨上がりの窓を開けて 空を見てごらん

 

虹の根元を目指して 走り出したその瞬間

薄れていくRainbow Color 幻に変わる

 

 道の彼方に見えるのは 自分の長い影だけ

 また降り出した俄雨(にわかあめ)に 滲んで溶けてく…

 

Over the Rain wow

雨の日には 雨の日なりの生き方でいい

Over the Rainbow

虹を越えて旅に出るほど 暇じゃないから

 

 

諦めが早いからって 不真面目だなんて言わないで

やりたいこと見つかるまで 見守っていてよ

 

「夢」と気安く呼ぶから 悪夢(ナイトメア)と交錯する

追いかけてるつもりなのに 追いかけられてる

 

 心の中は荒れ模様 天気予報も当たらない

 また現れた虹の色のような 不可思議な世界…

 

Over the Rain-drop

「涙越えて! 迷うのも素敵なことだよ」って

Over the Rainbow

虹を越えて旅に出た少女のメッセージ

 

Come Rain or Come Shine どんなときも

all the Colors of the Rainbow そのままで

Over the Rainbow

虹を越えて 晴れの日は必ずやってくる

※「Over The Rainbow」は、河原木自身が作詞・作曲し、演奏しているものです。

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